【オリジナル曲】青猫の駅

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十八歳のときに初めて作った曲です。いろいろ大変だったが、よければどぞ聞いてください!

青猫の駅

About

歌詞

夕暮れに通り過ぎてゆく焼けた雲

涼しい風吹き抜けて晴れた秋の声

ぼやけた雲のような過去を覗いたら

錆び付いた記憶には寂しそうな面影がいた


移り変わった情景伸びた背丈

西に騒がしい日の出東に雨

先へ 片道列車に連れ去られ

後ろに咲いた思い出


戻れないあの日の僕らも

春の影も閉じ込めた恋も

花びらのように散りこぼれ

風をつかもうとして逃して

ここで失って全て

冷たい風に小雨浴びて帰ろう


爽やかな風の中澄み渡った空

いつもどおりその駅で君を待っていた

無邪気な顔してた二人きりの朝

暖かい日差しこの世界は輝いていた


学校が終わった後で何しようかな

なんて真面目な顔でかんがえた君は

木陰に座っていた青い猫が

ひそかに二人を見ていた


君と一緒に笑えた日々は

窓の外の駆ける風景のように

光速さで行き過ぎて

大人になる日は何色か

考えるうちに着いたその日

残ったのは破れた思い出だけ


窓の景色も君の姿も 

心そこに刻んで離れない

覚えているよあの日の全てを

この両手で握りしめてく


風がまた吹くその季節に

何気もなくその駅に向かって

響き渡った笑い声


戻れないあの日の僕らも

春の影も閉じ込めた恋も

花びらのように散りこぼれ

風をつかもうとして逃して

ここで失って全て

冷たい風に小雨浴びて帰ろう


戻りたいよね 戻れないよね

この全てをポケットに隠して

そして君は 青い猫のように

こっそりと 抜け出して 行く